ちょっとびっくりしています。まだまだ、お元気だとおもっていたので。
ホラー作家であり、SF作家であり、ミステリー作家でありと非常に多彩な作家でした。
長編なら貴志祐介、短編なら小林泰三という感じでした。どちらも角川ホラー大賞出身の作家です。どちらもホラー、SF、ミステリーとなんでもござれといった作家です。
長編もものにされていますが、秀逸な短編を書く作家という印象でした。
初期の頃はといえば、「玩具修理者」が代表作でしたが、僕は「人獣細工」の方が好きでした。もしかしてと思いながら、強烈なラストに突き進んでいく、あの迫力は凄みがありました。
当時は突拍子も無いもの思えたラストも現代では普通に実用化されつつあるというのがまた。本職の研究職の方だったせいか、一見荒唐無稽なストーリーにも妙な現実味があり、それがそのまま作品の凄みへと結実していました。
個人的には初期の頃の作品が好きです。
ご冥福をお祈りします。
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