アラフォー 氷河期世代 就職活動

スポンサーリンク
スポンサーリンク

握手

スポンサーリンク

アラフォーで氷河期世代で就職できたので備忘録を残します。

アパトサウルスです。以下の記事でアマゾンへのリンクを張ってますが、見苦しいことにリンクのフォーマットが統一されていません。ご了承ください。

経歴

三流私立文系学科卒業です。大学卒業時、就職活動がうまくいかずやむを得ずコンビニバイトを数年していました。コンビニで働きながら就職活動もしていましたが中々成果は出ませんでした。そんな折、アルバイトではありますが僕が得意だったパソコンの知識が生かせる仕事を見つけました。コンビニを辞めてそこで働いていたのですが、ありがたいことに割合すぐに正社員になれました。一応、接客業でした。ブラック企業でしたけどね。というか、あの当時、三流私立文系氷河期世代が就職した会社で、接客業でブラックで無い会社なんてあったんでしょうか。

ブラックでも何でもせっかく手に入れた正社員の仕事ですし、好きなパソコンの知識が生かせることもあって頑張って働いていたのですが、家庭でのっぴきならない問題が発生し結局、仕事を辞めました。2年ほどは全く働けませんでした。ある程度、問題が落ち着いてから、また別の仕事を見つけて働き始めましたが、問題は解決したとは言いがたい状況で、長時間家を空けるのは厳しかったので、フルタイムの仕事はあきらめて、アルバイトの職を見つけて働き始めました。
家庭の問題の解決を図りつつ、就職活動も平行して行っていたのですが、どうしても問題の方にリソースを割かざるを得ず、結局、就職はできずアルバイトで食いつないでいました。
家庭の問題が、普通の日常生活を送れるレベルまで沈静化した頃にはアラフォーになっていました。

アラフォーからの就職活動

職務経歴書にしろ、面接の準備(受け答えのシミュレーション)にせよ、以前、作ったフォーマットを手直しして書類を作ったり、面接の受け答えを想定したりして就職面接に臨んでいました。
何社か受けてみて、いい感触を得られなかったため、改めて対策しました。アラフォーであり、さらに人数の多い就職氷河期であるためか、面接にこぎ着けることさえ出来ず、書類選考で落とされることも多々ありました。一生懸命考えて、職務経歴書を書いたんだけどなぁ。
就活の本を買ってきて研究して対策を練りました。

参考文献 自己分析・SPI・職務経歴書・面接

SPI

それぞれ、個別に本を買いました。本屋で立ち読みして、良さそうと思った本と、少し傾向の異なる本と2冊買いました。本屋で読んでよいと思った本でも、実際に家に帰って読むと意外と良くなかったりするからです。
実際、SPIテストの参考書に関して言うと、本屋で良いと思った本は、家で落ち着いて読み直すと完全に外れでした。
この記事では、僕が読んで参考になった書籍を紹介します。
ただ、やはり、個々人の経験や能力、志望する仕事によっても参考になる資料は変わってきます。あくまで、僕にとって有益だった本であるということをご了承ください。

Amazon.co.jp

上記の本は古本屋でたまたま見つけて買いました

言語問題と非言語問題の2つに分かれています。言語問題はいわゆる一般常識の範疇に収まる国語の問題です。非言語問題は数理問題 粗利計算とか仕事に必要な問題も含まれています。数学と言うよりもパズルと行った方が近いように思います。日常の問題をどうやって数理に落とし込んで解決するのか見るための問題というか。僕は文系なのでまずは得意な文系分野を先にやりました。

言語問題
語句の用法・熟語の意味・長文読解・文節の並べ替え・文章整序・空欄補充・熟語の成り立ち・文章のつながり 等など

全ての問題を解く必要は無いと思います。それよりは、幅広い項目の問題を解いて覚える方が重要でしょう。各項目につき、半分くらいを目安に問題を解いていきました。
基本、最初の方は簡単で後になるほど難しくなります。
非言語問題
まず、粗利計算とかを真っ先に解きました。仕事で必要ですし。
推論・整数の整理・料金の割引・集合・図表の読み取り etc etc
こちらもできるだけ幅広い項目の問題を解きました。自分の苦手な項目については、例えば、1項目につき、問題が4問あったとして、そのうち最初の1問だけでも解いていきました。

自己分析

やはり、どうしても新卒向けの内容になっています。が、各種自己分析を設問に従って空白を埋めていくことでできるようになっていて、そういう意味では有益な本です。別に、本書で無くてもいいとおもうのですが自己分析もやっておく、あるいは、やり直した方がいいです。

Amazon.co.jp

職務経歴書

本書は本当に役に立ちました。本書の内容は、職務経歴書を書くときだけでなく面接にも参考になると思います。

営業・事務・技術職 など職業別に具体的なサンプルを提示してくれます。
職業によって、書き方のフォーマットも変えてあります。
正社員経験の少ない、あるいは、パート・派遣社員しか経験のない人向けの例も充実しています。
一例を挙げると
勤務期間が短い人(一年未満)
勤務期間が短い人(二・三年未満)
勤務期間が長い人
未経験分野へ転職する人
転職回数が多い人
キャリアに一貫性がない人
フリーターだった人
派遣社員だった人
パートとして働いていた人
長いブランクがある人

などなど そのまま使えるわけでは無いですが、かなり参考になります。

 

面接

 

Amazon.co.jp

面接対策で主に役立ったのは本書です。ただ、新卒学生向けの内容が多いです。本書に限らず、就活の参考書の全般に言えますが。新卒学生向けの本が多すぎます。アラサーやアラフォーになって、面接で学生時代に頑張ったことをアピールされても、採用担当者も困ると思うんですけれどね。
もう少し、中途採用者向けの参考書が増えるといいのにと思います。それも、大企業の中間管理職やってました、というような、肩書きだけで簡単に内定がとれそうな人向けの本を書くのでは無く、正社員経験がないとか、正社員の期間よりも非正規で働いてきた経歴の方が長い人向けの参考書です。
対策
箇条書きで、自分だったらこういう受け答えをするという、問答を文章にしてみました。ペーパーテストではないので、面接官は正しい答えを求めているわけではないと思います。正しい、受け答えは求められているように思いますが。
面接官の質問に対し、どう答えるか? その会社に入って、仕事で問題が発生したとき、どう対処するかという反応を見られているように思います。
以下、本書を読んで気になった項目を抜き出してみました。

志望動機は何ですか

業種ごとに志望動機のサンプルが載っています。僕も自分の希望する職種のサンプルを参考にしました。それと、職場の雰囲気をつかむため、実際に受ける予定の会社に下見にいきました。

趣味は何ですか  聞かれませんでした

特技は何ですか 聞かれませんでした
気になったことを徹底的に調べます。といったことをこれまでの仕事にからめてまとめました。

短所は何ですか 聞かれませんでした
補うように。あきっぽいところ
次々に新しいことに意欲的に取り組むなど
仕事の専門知識が足りない。勉強するようにしている

今までで一番の失敗は何? 聞かれませんでした。
挑戦しなかったこと。ITの仕事に就きたかった。知識が無いと尻込みしていた
仕事でITの知識が必要なことが多々あった。ITの職場では無いが、それなりにITの知識を要求される仕事。
自分ほどITについて深く理解している人はいなかった。尻込みせずに挑戦すればよかった。

企業選びの基準
志望企業の売りとしていることを言いました。
それと、地元で働けること。どちらも面接で言いました。

当社の短所は何ですか
特に聞かれませんでした

最近興味のあること  特に聞かれませんでした
地方活性化
地方に展開している会社
地元で働きたい

仕事で大切なことは何か

自分を一言で

当社の株価は

いずれも特に聞かれませんでした

知っている範囲で当社の事業内容を説明してください
直接は聞かれませんでしたが、志望動機について話したときに、自然と会社の事業内容に触れて、その会社で働きたい理由も含めてPRするようにしました。

面接で役立った本 2冊目です。本書はKindle本です。
僕が調べた範囲では、現状、あまり社会人経験のない中高年向けの就活本というのはほとんどありません。本書は新卒向けの、就活本を補間する意味で役に立つ本です。

内容の取捨選択は必要ですが。

面接の時、社会人ならこう答えるという内容が書かれていて有益ですが、本書は、新卒入社でずっと正社員として働いてきた人向けの本です。そういう人が30代・40代で転職するときにどうすればいいのか、という内容が書かれています。
フリーターや派遣社員から正社員を目指す人は、直接参考にするのは難しいと思いました。
新卒向けの就活本の学生向けの部分を、本書を参考に社会人向けに改良すれば、まぁまぁ使えるかなという感じでした。
採用される面接トーク
採用担当者にマイナスに取られそうなネガティブな受け答えが多いように感じました。ただ、社会人としての受け答えの例は参考になると思いました。

マネジメントの経験はありますか
結構、聞かれそうな気がします。ただ、本書はこちらも正社員としてマネージメント経験のある人向けのサンプルになっているように思います。だいぶ前から、正社員=マネージメントみないた部分があります。ただ、派遣社員・パートの人でも、長年働いていると部下ができたり、新人に教えたりすることもあると思います。面接で聞かれたら、その部分をアピールすればいいのではないでしょうか。

 

実際

SPI

自宅からネットを使って受験しました。
ペーパー試験と違って、分からない問題はとばしておいて、後から解答するという方法を使えませんでした。1問1問、制限時間内に何らかの答えを出していくことが必要だと思います。
募集要項にはSPI試験とは書かれていませんでしたが、試験の中身は完全にSPIでした。言語問題と非言語問題がでました。
結果として、言語問題はかなり高得点をとれたように思います。正誤はともかくとして回答できなかった問題はほぼありませんでした。
非言語問題は制限時間内に答えをだせないものが多かったです。時間があれば解けたとおもうのですが。準備不足でした。
ただ、分からないなりに途中までは問題を解き、おおよそ、答えはこれだろうという見当を付けて答えを出し極力無回答のないようにしました。答えが正しいか間違っているかはともかくとして。

職務経歴書

会社ごとに時系列でどんな仕事をしたのか記載しました。
パートとして同じ職場で長く働いていたため、就活の際、職務経歴書も何年も前に書いた物を手直して使っていました。あまり芳しい成果が得られなかったこともあり、以前に書いた物をベースにしつつも、本を参考にして新しく書き直しました。

書いてみて思ったのは、意外と、自分にはできることが多いということです。正社員としてこれをやってきましたと言えることは少ないですが、趣味や家の仕事や人との付き合いや、あと、社員・パート含めて幾つかの仕事をそれなりに長く経験してきたことがあり、色々アピールできるポイントが多いなと思いました。
40年ほど、日々それなりに真面目に生きてくると、そこそこのスキルが身につく物ですね。あと、勉強は大事ですね。社会人になっても、スローペースでもいいので継続して系統的な勉強をすることは必要です。

ただ、PRポイントを片端から全て列挙するように書く必要はないと思います。志望する会社で要求されるであろう自分の売りを書くことです。
間違っても、学校でどうとか部活でどうとか書いてはいけません。よほどの実績があるのなら別ですけれど。
派遣だろうがパートだろうが、自分のこれまでの経験や持っている資格をPRして自分を売り込んでいくことが大切だと思います。d

面接

就活の参考書を読み込んで、色々な質問のパターンを想定して、答えを準備していたのですが、それほど多くのことは聞かれませんでした。
志望動機と自己PRくらいでしょうか。
ただ、両方を述べるときに、自分の長所やら過去の経験やら、実際に会社に下見に行った話やらを盛り込んだような気がします。
最後に、何か質問は? と言われたのですが、正直、本心からどうしても聞いておきたいという質問はありませんでした。が、参考書に1例として書いてあった、入社してからの一日の仕事の時間配分を尋ねておきました。何も質問は無い というのは良くないです。

あと、外観、見た目ははやり重要だと思います。容姿は変えられませんが、服装や髪型、バッグ、立ち居振る舞いなどで、ある程度はカバーできます

最後に

遅すぎた対策ですが、政府が力を入れてくれている、今は氷河期世代にとって就職の、自分の人生をよりよくするための千載一遇のチャンスだと思います。
30代後半~40台前半というのは、まだまだ体力があり働けます。氷河期世代はゆとり教育の前の世代ですし、男女とも高学歴の人が多いです。若いときにしっかり勉強していると言うことですが、それ故に、昔の中年と違って、経験のない仕事でもあっさり習得できたりします。
日本の労働人口は減る一方です、業務の効率化は必須です。
氷河期世代は数が多い上に、IT(パソコン)を感覚的に使える世代であるというのも、今後重要になってくると思います。
なんで、日本企業って未だに、電話やFAXをメインに仕事をしている所が多いんでしょうね。
新卒信仰も近いうちに廃れると思います。
たとえ、日本の少子化が止まったとしても、今後20年間は新入社員の数は減り続ける一方です。若い人が必ずしも優秀なわけでもありません。若い人の数が減れば、優秀な人間の絶対数も減ります。そうして、優秀な若い人は次々に転職して行ってしまいます。あるいは、仕事を覚えて節の乗ってきた30代前半の社員も、好待遇な環境を求めて次々に転職して行ってしまう可能性が高いと思います。

産業界が期待していた、若くて優秀で、仕事がきつくても、給料が安くても、文句を言わずに働いてくれる外国人は日本には来ないと思います。薬物売買や詐欺で荒稼ぎするような外国人はやってくるでしょうが。
タイやインドネシア、ベトナム、ミャンマーには日系企業のみならず、先進国の工場がすでにあります。わざわざ日本に来なくても、現地ではそれなりに福利厚生の整った先進国の企業の工場で働けばいいわけです。
あるいは、オーストラリアやEUなど、日本よりも賃金の高い先進国に出稼ぎにいくほうが、日本で働くよりもずっと割がいいです。英語も通じます。

そこで、ようやくd高学歴で忍耐強く数が多く、比較的低賃金でもきっちりと仕事をしてくれる氷河期世代に日の目が当たることになった、のだろうと思います。
政府の取り組みは成果がでるまで時間がかかりますし、時に明後日の方向に全力で走ってしまう傾向もなきにしもあらず、ではあります。
ですが、今の状況は氷河期世代にとって大きなチャンスだと思います。
グッドラック。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
コラム未分類
スポンサーリンク
アパトサウルスをフォローする
アパトサウルスのブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました